デフォルトで、Thunderbird はメールサーバと SSL (Secure Sockets Layer) またはより新しい TLS (Transport Layer Security) プロトコルで通信を試みます。これらのプロトコルは Thunderbird とメールサーバ間で暗号化された通信を可能にし、第三者に通信内容を盗み見られたり改ざんされたりすることを防ぎます。
暗号化されたセッションを開始するとき、メールサーバは Thunderbird に、"認証局" ("信頼された第三者機関" として知られています) から発行されたデジタル証明書を送ります。Thunderbird は、そのデジタル証明書を検証します。Thunderbirdが、証明書は正当かつ有効なものであると確認できない場合は、"セキュリティ例外の追加" のダイアログボックスを表示します。
この問題は通常、メールサーバの証明書が何らかの理由で無効である場合に発生します。これは、証明書が有効期限切れである、証明書の名称に誤りがある、認証局が Thunderbird の正当な認証局リストに含まれていないといった理由があります。発生することがあるエラーについて詳しくは、MozillaZine の SSL Security Error をご覧ください。
たいてい、この問題は自然に解決します。メールサーバの管理者が、証明書に問題があることに気づいて、それを正しいものに置き換えるでしょう。
この問題が続く場合は、メールサービスの提供者に連絡をとるとともに、接続設定を変更する必要があるかを確認してください。接続設定を変更する必要がある場合は、該当するアカウント設定を変更してください。別の方法として、メールサーバを信頼してセキュリティ例外を追加 ("セキュリティ例外の追加" ダイアログボックスで行います) するか、影響を受けているメールアカウントの使用を止めるかを判断する必要があります。
アカウント設定を変更する
多くの場合、メールサーバのアカウント設定を変更することが必要になるでしょう。その方法は Configure an Account をご覧ください。メールサーバの提供者が、接続に必要な情報を提供するでしょう。(また、いくつかの一般的なメールサービスの接続情報については ISP ごとのアカウント設定 をご覧ください。ただし、このページに掲載している設定情報は必ずしも最新ではなく、またどのメールサーバにも適用できるとは限らないことに注意してください)。
メール送信時にエラーが発生する場合は、送信 (SMTP) サーバの設定を変更する必要があります。また、メール受信時にエラーが発生する場合は、メールアカウントのサーバ設定を変更する必要があります。
セキュリティ例外を追加する
代替手段として、セキュリティ例外を追加することができます。ただしこれは、Thunderbird とメールサーバとの通信が暗号化されないため、第三者に通信内容を盗み見られたり改ざんされたりする可能性があることに注意してください。
- メニューの を選択してください。 メニューの を選択してください。 メニューの を選択してください。
- パネルをクリックし、次に タブをクリックしてください。
- ボタンをクリックして、次に タブをクリックしてください。
- ボタンをクリックしてください。
- サーバ名とポート番号を "https://[サーバ名]:[ポート番号]" という形式で入力してください。例えば、"https://pop.example.com:995" や "https://smtp.example.com:465" となります。